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プロフィール

HN:
蘭陵亭小梅
性別:
非公開
職業:
会社員
趣味:
絵を描く
自己紹介:
テラ、桂つかさ、蘭陵亭。
妖怪、漫画、絵画が好きな3人組です。
通称『下駄三兄弟』。

妖怪で同人活動を行っています。
ご連絡はyakozen1313●gmail.comまで
●を@に変えてお願いします。

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長篠合戦のぼりまつり②


はい、テラでございます。
前回の更新の続きです。

長篠合戦のぼりまつり。
火縄銃の実演ありということで、老若男女歴史好きっぽーい皆様が大勢いらしておりました(笑)。
私も歴史大好きですので、もちろん多いに楽しんだんですが…。

実は「火縄銃の実演」に比べて、行われて居ることがあまり知られていないのでは…という怪作戦的な大本命がありまして。

それは、三河日置流雪荷派の具足弓演武!

おとら狐といえば、「長篠の合戦で流れ弾にあたったヨ」ってエピソードが有名ですが、実は、「林藤太夫高英という日置流雪荷流の弓の名人に射られた」って話もあるのですね。

「…又別の話として、お虎が長篠近郷を荒らし廻った時、同じ城跡の蔵屋敷跡に、林藤太夫高英(林藤助光政の裔)と云ふ日置流雪荷流の弓の指南者があつたが、名家であるから代々此家の門へは鳥さゑとまらぬと云つて居た。お虎が此事を聞いて一つ試して見ようと、鳥に化けて門の屋根にとまつて二声三声鳴いたのです、すると林藤太夫は、奥の一間で書見をして居たが、「はて耳ざわりな吾が家の門へは鳥さゑとまらぬと聞及んで居るに 憎らしき畜生」と怒気を含んで傍に有つた弓をとり障子の隙間から鵜引目の法で鳥を射た、此時確に手ごたへはあつたが、急所をはずれて居たと見ゑ鳥は狼狽して飛び去つた。それから数日の後、この出来事をお虎が人の口をかりて話したと云ふ(後略)」(『南設楽郡誌』)

おとら狐を射た流派が!長篠の地で!実演を!

ということで、これは是非行かねばと向かった次第。


具足を身に着けて弓を射る流派?チーム?は愛知ではこちらだけだとか。

スポーツとしての弓道ではなく、実戦を前提として、鎧で身を守りつつ射るために、座って射るとか(解説うろ覚え)。

女性の鎧武者さんが非常に麗しかったです。

「おとら狐」への言及はなかったですが、林高英さんへの言及はあり、あー、地元で弓の名人として語りつかれているんだな、と感銘を受けました。

現地には屋敷跡の碑もあります。

これも、最初見かけた時は

「おおー、おとら狐を射た林さんの屋敷跡が!」

と興奮いたしました(笑)。

…このへんのお話も、夏の新刊『愛知妖怪画談第五巻』で大いに特集するつもりですのでね、完成しましたら是非買って読んでいただけたらと!思うわけでございます!

ということで、長篠合戦のぼりまつりレポでございました。
また、後日「おとら狐を祭る城藪稲荷さん」も更新できたらと思います。よろしくお願いいたします。




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